学習・暗記

高校の定期テストで授業プリントを使う|用語を答える回と、理由を説明する回を分ける

語句は覚えているのに、説明や資料の比較で止まることがあります。同じ教材でも、一周目は名称、二周目は関係、仕上げは問題で使えるか、と答え方を変えてみましょう。

ここでは生物の過程B1と、歴史の時系列H1を本文用に作ります。授業の実プリントや定期テストの出題傾向を再現したものではありません。

B1:生物は、三つの名称と二つの過程を分ける

タンパク質の合成へ向かう基本的な説明として「DNAの情報→転写→mRNA→翻訳→タンパク質」を使います。転写はDNAの情報をRNAへ写す過程、翻訳はmRNAの情報をもとにタンパク質をつくる過程です。NHGRIの転写と翻訳の説明を根拠にしています。

残す説明 名称として答えるもの
転写で情報のもとになる DNA
転写で作られ、タンパク質合成の情報を運ぶ mRNA
翻訳で作られる タンパク質

この図は学習用の基本的な流れです。すべてのRNAがmRNAであるという意味ではありません。授業で扱った範囲と照らし合わせ、必要な注記を残します。

二周目は、同じ図を別の問いにする

問い 回答の核
DNAの情報からmRNAを作る過程は? 転写
mRNAの情報を使ってタンパク質を作る過程は? 翻訳
二つは何が違う? 情報をRNAへ写す段階と、それを使ってタンパク質を作る段階が違う

「転写・翻訳」の文字だけを答える回と、出発点・できるものまで説明する回を分けます。順番だけ覚えて説明を逆にした場合は、マスクを外し元の二つの定義へ戻ります。

H1:歴史は、日付に対応する出来事を比べる

国立公文書館の資料では、大日本帝国憲法は1889年2月11日に発布され、1890年11月29日に施行されました。ここでは同館の説明を二行の教材にします。

日付 何が起きた日か 比較する言葉
1889年2月11日 大日本帝国憲法の発布 発布
1890年11月29日 大日本帝国憲法の施行 施行

名称確認では日付から出来事を答えます。比較では「なぜ二つの日付を一つとして扱えないか」を問います。回答の核は「発布と施行は別の出来事だから」です。日付だけを短い語呂で結ぶ前に、対応する動作を残します。

三段階で、見せるものを変える

段階 生物B1 歴史H1
初回 名称と元の説明を組にする 日付と出来事を組にする
二周目 転写と翻訳の違いを説明 発布と施行の違いを説明
仕上げ 別の設問で出発点と結果を確認 元の資料に戻り、前後関係を確かめる

日数ではなく、確認する中身の段階です。全員が三回で理解するという意味ではありません。B1の全ラベル・矢印・説明を隠してしまう悪い例では、名称が出てきても根拠がなくなります。H1でも、出来事の列まで消せば何の日付を問うのか分からなくなります。

AI Study Sheet · 日本語UI
AI Study Sheet · 日本語UI — 製品画面の参考資料。記事の架空ケースの実行結果ではありません。 画像を拡大

AI赤シートの通常モードでは、こうした原教材のマスクを確認・調整できます。画面は既存のアプリ教材で、上の二表を自動処理した結果ではありません。赤シート用教材モードでは同じ手動編集ができないため、使うモードを区別してください。

最後は、授業の問題を指定された形式で解きます。語句確認でつまずきを見つけ、その理由を説明し、元の演習へ戻れることが、この二種類の教材を使う目的です。