学習・暗記

ITパスポートの略語を利用場面で覚える|SaaS・PaaS・IaaSを3問で見分ける

略語の日本語訳を言えても、問題文で誰が何を管理するかを取り違えると選べません。三つのクラウドサービスを、受け取るもの・自分が管理するもの・使う場面の同じ軸で比べます。

以下の会社と依頼は自作の学習ケースです。実際の試験問題や製品比較ではありません。定義の根拠にはNIST SP 800-145を使い、試験範囲は受験時点のIPAのシラバスで確認してください。

「使う・作る・組む」を管理範囲とつなぐ

サービス 受け取るもの 利用者が主に扱うもの 覚える入口
SaaS 提供者の完成したアプリケーション 利用データや許された個別設定 アプリを使う
PaaS アプリを配置・実行するための基盤 自分のアプリとデータ、許された実行環境設定 アプリを作って動かす
IaaS 計算・保存・ネットワーク等の基礎リソース OS、アプリ、データなど 必要な環境を組む

「使う・作る・組む」は記憶の補助です。単語だけで判定せず、OSまで利用者が管理するのか、提供された基盤にアプリを載せるのかを問題文で確かめます。現実のサービスは複数の提供形態を持つことがあるため、会社名だけで分類しないでください。

同じ会社の三つの依頼を読み分ける

依頼 決め手になる条件 回答
A:メールを使いたい。提供済みアプリにログインし、利用者設定を変える 完成したアプリを利用 SaaS
B:自作アプリを動かしたい。OSは提供者が管理する実行基盤へ配置する 自作アプリを管理するが基盤のOSは管理しない PaaS
C:仮想サーバーを使い、OSとミドルウェアも選んで管理する OSから管理する基礎リソースを利用 IaaS

これは分類する条件を絞った架空例です。Aの「インターネットを使う」だけ、Bの「アプリ」だけ、といった一語では見分けられません。

マスクはサービス名から始め、次に管理範囲を問う

最初の回は、表の依頼と条件を残し、回答だけを隠します。次の回はサービス名を見せ、「利用者は何を管理するか」を説明します。同じ表を別の向きから答えることで、行の位置だけに頼らない確認になります。

二回目の問い 答えに含めたいこと
SaaSとPaaSは何が違う? 完成アプリを使うか、自分のアプリを提供基盤へ配置するか
PaaSをIaaSと答えた原因は? アプリの管理とOSの管理を同じものとして読んだ可能性
IaaSなら物理基盤もすべて自社管理? いいえ。基礎リソースを利用してOS等を管理することと、提供者側の物理基盤管理は別

他の略語にも、四つの欄を使う

比較軸 確認すること
目的 何を解決・管理・保護するか
対象 人・情報・システム・業務のどれか
タイミング 計画・開発・運用・監査などのどこで使うか
具体例 条件を絞った業務のどこへ当てはまるか

正式名称だけのカードを増やす前に、似た言葉と何が違うかを一行加えます。用語が何の分野にあるかはシラバスへ戻して確認し、古い用語一覧を最新の試験範囲だと扱わないようにします。

誤答から、問題の条件へ戻る

「BをIaaSと回答/OSを誰が管理するか読み落とした」と記録したら、次回はBだけでなくCも読み、管理者の違いを説明します。正しい名称を見て終わるのではなく、別の文面でも条件を拾えるかを確認します。

AI Study Sheet · 日本語UI
AI Study Sheet · 日本語UI — 製品画面の参考資料。記事の架空ケースの実行結果ではありません。 画像を拡大

AI赤シートでは、手元の教材やこのような比較表を写真・PDFから復習へ使えます。画像は既存デモで、この記事の三問を今回処理した画面ではありません。原表の見出しと条件を残し、隠す対象が問題に合っているか学習前に確認してください。